H30論文本試・意匠法・問題2

2018年07月08日 17:55
 1つ目の問いは「出願の態様」に関する典型問題です。

  関連意匠
  組物の意匠
  秘密意匠
  動的意匠
  部分意匠
  全体意匠
  部品の意匠

 さて、どれを取り上げましょうか?
 いや、何を書けば「出題者の意図」に沿った答案になるのでしょうか?

 悩みますね。。。

 「意匠ロについて多様な出願の態様で保護することを検討」とあるので、意匠に係る物品が「テーブル」に係る出願に限るべきでしょうか?「「テーブル用天板」は意匠登録の対象となる「物品」であり」とあるため、テーブル用天板の部品の意匠も候補に入れたくなります。「取り得る出願の態様を全て示し」とあるので、「関連意匠の登録には言及しないものとする」ことに注意し、関連意匠以外は取り上げても良さそうな気がしますが、「関連意匠の登録」であり「出願」ではないので、取り上げてもよさそうな気がします。

 難しいですね。。。

 この様な問題の場合、「いつも以上に題意を取ることを意識」することが重要です。

 「意匠イを利用した「椅子」と「テーブル」の意匠について製造販売等を独占したい」、「あわせて、各出願の態様の登録の可否を理由とともに説明」、「取り得る出願以外の手段について説明」といった出題の趣旨から「題意」を探る必要がありそうです。

 「部品に係る意匠権が他人に発生している場合に、当該部品を利用する完成品の意匠に係る権利を取得できるのか?」、また、「当該完成品の意匠に係る権利に戻づいて実施を独占することができるのか?」を考えた場合、「関連、組物、秘密、動的意匠」は優先度を下げても良いように思います。

 今年度の問題は、時系列や類似関係の整理も不要、かつ、典型問題であるため、中上級の受験生は10分くらいで答案構成を終えた方も多いものと思われます。

 しかし、そのような場合であっても、20分~30分かけて、出題者の求めている解答は何か、すなわち「題意」は何かをじっくり考えることが重要です。

 本年度の問題は、そういう意味では、非常に良い問題です。問題文をしっかり読み、出題者の意図(題意)を考えてみてください。

弁理士 論文ゼミ(目白ゼミ)

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