意匠権の行使(口述3日目)からの出題

2014年12月04日 22:40

 口述3日目の意匠法のテーマが「意匠権の権利行使」でした。口述テーマが論文ネタになる可能性がありますので、しっかり勉強しておきましょう。

 意匠法特有の権利行使が問われたら、以下の3つを挙げて回答しましょう。

(1)秘密意匠に係る意匠権
(2)否認における意匠の類否判断
(3)抗弁における29条の2


 以下、それぞれの学習ポイントを書いておきます。

(1)について、
 秘密意匠に係る意匠権の権利行使の出題が出たら、37条3項、40条の可能性を考えて答案構成をしましょう。合格レベルの受験生なら殆ど漏らさず書いてきますので、記載漏れが無いように、また、上記条文が、差止めと損害賠償のどちらに関係しているのか、受験会場で焦らないように、事前にテンプレート等準備しておきましょう。

 秘密意匠に係る意匠権のケースでは「過失の推定」がされないので、損害賠償請求(民709)の出題の可能性もあります。損害賠償請求の5要件について、再現できるようにしておくことをお勧めします。

(2)について、
 一般的には「物品面」と「形態面」からの類否判断による意匠の類否を行うことになります。片方だけの当て嵌めで、意匠の類否判断をしないように注意しましょう。少々問題を難しくするなら「部分意匠」も考えられます。部分意匠の類否判断の4つの基準ついても、この機会に見直しておきましょう。

(3)について、
 29条の2が実際に発生するのはレアケースだと思いますが、意外に出題の回数も複数ありますので、今後も要注意条文です。未出題論点としては、9条関係に無い先後願パタンの出題です。先出願による通常実施権を認めるか否か、その理由を含めて事前に再現できるよう準備しておきましょう。可能なら、9条関係に立たない先後願のパタンの網羅的な整理をやっておくと、試験当日も焦らず、回答できると思います。

 その他の「意匠権の権利行使」についての「学習ポイント」は、こちらを参照ください。
http://www.mesemi.com/h27%E8%AB%96%E6%96%87%E7%AA%81%E7%A0%B4%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88/

情報ソース
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h26_benrisi_oral_theme.htm

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