出るか?「国内優先権」口述初日@特許

2014年11月03日 10:43

 口述で問われた論点は論文本試で出題される可能性が高くなります。

 初日の特許法で「国内優先権」が問われました。H27の論文本試で狙われる可能性がありますので、要注意です。理解しているようで「本質」の理解が足らない重要テーマですので、この機会に、しっかり勉強しておくことをお勧めします。

 さて、過去問ですが、これまで、H03,H15,H23と3回の出題があります。H03年度の設問は「国内優先権の利用態様とその利点」です。

 利用態様との利点については、市販の書籍では以下の3つの態様に分けた説明がされているため、この内容で覚えている受験生も多いと思います。

 1.実施例補充型
 2.上位概念抽出型
 3.発明の単一性利用型

 しかし、実務では「実施例補充型」に問題があります。したがって、H27論文本試では、「国内優先権の利用態様を挙げ、その利点と留意点を論ぜよ」といった出題が予想されます。難解な判例ではありますが、有名な判例(人工乳首事件)に当たっておくことをお勧めします。

 【東京高判平成15年10月08】人工乳首事件

 国内優先権について、さらに理解を深めたい方は、審査基準(第2章)に示されている、以下の2判例にも目を通しておきましょう。

 【東京高判平成5年10月20日】MB―530A誘導体事件
 【東京高判平成13年03月15日】イムノアッセイ法事件

 ところで、そもそも「国内優先権」制度を設けた背景は何なのでしょうか? この点の理解が最も重要であり、この点の理解が足らない受験生が多いのが実情です。「制度趣旨」も未出題だったと思いますので、制度趣旨が問われた場合は、以下の2観点からの論述をお勧めします。

 ①先行する「パリ優先権制度」の内外国民の実質的な不均衡是正のための制度
 ②自己指定(PCT8条2B)を可能にするための制度

*その他の国内優先権についての「学習ポイント」は、こちらを参照ください。
http://www.mesemi.com/h27%E8%AB%96%E6%96%87%E7%AA%81%E7%A0%B4%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88/

情報ソース
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h26_benrisi_oral_theme.htm

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